
アメリカでは、大学生も高校生も夏休みに入りました。本格的な夏の到来です。テキサス大学では、大学の施設に市内の子供達を集め、水泳教室を開催しています。文部科学省が日本で行っているスポーツ振興基本計画の一環である総合型地域スポーツクラブのようなスタイルです。学校の先生が引率で来て、一緒に学んでいます。
講師は、エディーコーチ、クリスコーチ、ロングホーンで11歳~12歳を指導しているオリンピアンのニール・ウォーカーコーチ、そして現役からはガレット選手が参加しています。学校の先生たちも専門家であるコーチ陣のレッスンをメモを取りながら聞き、熱心でした。大学は地域にスポーツ参加の機会を与え、水泳を専門に教えているコーチから指導法を提供する。こんな地域に根ざした大学があれば、応援したくなる理由も分かります。アメリカはスポーツを金銭的に支援する習慣があると言いますが、そういう習慣を築き上げて来たのは、大学側からの地域へのアプローチがあったのだと思います。

ガレット選手による水泳技術の授業。子供の視線での説明、質問に丁寧に答える様子など、強いだけじゃない選手のあるべき姿ではないかと感じました。当然、目前に迫った全米選手権前の大切な時期。この水泳教室は4週間続きます。日本では誰もが敬遠するのではないかと思います。トレーニングが優先であることは同じですが、それに加えてどのような社会貢献ができるか。日本とは違う価値観があります。
選手を育てるということは、人を育てること。競技会や対抗戦で勝つことも1つの目的ですが、この目的の為に他を拒むことは選手、コーチの視野を狭めることになるのではないかと思います。スポーツを通じて、どのような社会貢献が出来るか考え、実践するところまで至りたいなと感じています。アイディアは、実践しなければ、絵に描いた餅になるので、実践するためのアイディアをたくさん学びたいと思います。
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